無題

ぱったりと何かが終わって、すっぱりと何かが新しくなるんだと思っていた。そうでもなかった。みんな何事もなかったかのように案件を進行し、朝会に参加し、ミーティングをして、退勤する。わたしが入社したときから変わらなかった斜め前の彼の席は、今は別の人が座っている。「これ組んだの誰?」「この書き方はあいつだな」「惜しい人をなくしたよ本当」とクスクス笑ったりする。

わたしはご飯を食べたり祖母のお見舞いに行ったり泣いたり夜道を走ったりデザインをしたりして生きている。

新しく約束をした。会えない日は何かしら写真を送ってもらう。わたしはレシートが出たら写真を撮って送る。「生活してるってことがわかるから」と言う、低くてゆっくりとした声を想像する。

 

「断片的なものの社会学

匂いが強くて途中寝かせてしまったがようやく読了。

 

明日はもっと良いものを作る。

 

 

380文字