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2017/01/29

2017/01/29

「おはようございます。大変申し訳ないのですが、ちょっと体調が優れないので今日はキャンセルさせてもらってもよろしいでしょうか。朝にごめんなさい!」というメッセージをひどい頭痛の中でぽちぽち作って送信。

今日は昼間から飲んだくれる予定で、すっかりワイン腹イタリアン腹にして楽しみに楽しみにしていた。のに、昨日のあのハチャメチャな買い物を終え帰ったらとてもくたびれてしまって、一時間だけ眠って、幼馴染との飲み会に顔を出しながら、なんだか嫌な体の重みや寒気があると思って、思ったけれどどうしても我慢できなくてこだま(2017)『夫のちんぽが入らない』扶桑社を一気に読んだ。それでも11時に眠った。

夫のちんぽが入らない

夫のちんぽが入らない

 

 

ひりひりしそうな生傷があるのを見てしまい「ワア痛そう」と眉をしかめて、そうしたらその傷を彼女自身が、他人が、彼女の夫が、見知らぬ男たちが、彼女の教え子たちが、彼女の家族たちが、素手でどんどんと触っていくので、見ているこっちも痛いのか痛そうなのか愛なのか悲しみなのかわからなくなってしまった。

ちんぽが入らない私たちは、 兄妹のように、あるいは植物のように、ひっそりと生きていくことを選んだ。

そうして寝て起きたら、というより寝ている体勢ですでに頭痛がひどく、このまま死んでしまうんじゃないかと思って、それならデートに行って彼の隣で死のうと考えたけれど、あまりにもひどくて歩きも這えもしなかった。よく仮病で行った学校の保健室に、「あなたの痛みはどっち?」とあり象が足踏みをしているのともう片方なにかがなにかをしているイラストが書いてあるポスターを思い出した。くるしみの中で浅い夢を見る。もう覚えていない。

すこし日が傾いてきた頃目が覚めて、すぐに直感で治ったことがわかった。コンコンと頭を傾けて頭痛を探すと、遠く遠くにすこしだけ頭痛のあとがあるのがわかる。もう大丈夫だ。死ななくてよかったあ。

週末にデートをしなかったのは初めてかもしれない。棒に振った日曜を取り戻す100の方法を教えてくれ。とりあえず靴を磨いて髪をセルフで染めて今はこれを書いてる。

 

 

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