2016/07/09

勝手に自分を優位に置いて、他人を小馬鹿にしたように影で笑うような人々に久しぶりに出会ってしまい、そんなのは高校ぶりだったので「大人でも居るのかよ」と思って、怒っていたのがだんだん呆れて笑えてきた。こんな人々と四年間会わなかった(気づかなかった)だなんて、わたしは随分と大学で甘やかされてきたナァ。もしかしたら認めたくないけれどコミュニティの選択を間違えたのかもしれないと風呂で後悔して、しかしこういう人は(大学が特異な例だったとして)きっと世の中に一定数いるものなのかもしれないと歯を磨きながら思って、先輩が転職する時には連れて行ってもらおうと人任せなことをドライヤーを当てながら思った。きょう眠ってあした起きたら仕事がんばるぞ。

 

恋じゃなかった。あっさりとその着地点に落ち着いた。わたしは「恋かもしれない」「恋じゃなかった‥」というのを何度やってしまうんだろうな。ということで苗字が高橋で美術館デートができる人を探します。高橋なのはこのあいだ、わたしには「高橋」が自他共にいちばん似合うと落ち着いたからです。似合うでしょう、高橋。

遺伝子レベルで惹きつけられているような、格好悪いけど目があうだけで気持ちがいい、あのときみたいな恋愛をしたいと思うわたしは前進できているのかいないのか。戻りたいとか会いたいとかぜんぜん本当につよがりではなくこれっぽっちも逆に申し訳ないほど、思わないけど、あのときの気持ちが、以降のわたしの基準になっているのは確かだ。わたしの大事な記憶だ。これは自慢なんですけど、みなさん、抱きしめ合うだけで頭がクラクラするほど耳鳴りがするほど気持ちがいいということを経験したことがありますか。なまえを呼び合ってクスクス笑いあったことがありますか。どうしようもなく触れたくなってしまって、手を繋いでくれただけで泣いてしまったことがありますか。どこのごはん屋さんに行ってもなにを食べても二人ならおいしくて、でも胸がいっぱいで苦しいのであんまり食べられなかったことがありますか。他人に怒っているところを見たことがなくて親切で他人と自分のために愉快な話し方を研究していて暗算が早くてよくわからないポリシーを持っているヤツのことだから、どこかでだれかと楽しく生きていることでしょう、ラブライブに課金するのもほどほどに、身体を労わってくださいねと心の隅で思うのだ、わたしの永遠の女神様に。あ、女神様って、男だ。

 

 

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