無題

他人のパートナーのことを「旦那さん」「ご主人」「奥さま」と呼びたくない呼びたくないと管を巻いていたら、そうかそうかもしれないね、と前置きをされてから、「でもそれは、その人がどう呼ばれたいかによって変えてもいいんじゃない」とポツリと言われた。右目からウロコがぽろっと落ちた。まばたきをしたら両目からぼろぼろ落ちてきた。この人は本当にすごいな。わたしが自分という小部屋の中で「これは良い」「これは良くない」と物事をせっせせっせと仕分けている間に、彼は他人の立場にすっと立ってなにかをしている。こういうところが好きだな、と強く思う。

久しぶりに名古屋でのデートだった。お友達の結婚式で朝まで飲んできたんだって。弟さんに二人目が生まれたんだって。めでたいことだらけだな。彼には大事なものがたくさんあるなあ。

 

354文字

無題

同じやり方で愛してほしいと思ってしまいがちだが それは相手に失礼だし自分も悲しいし巧く調整出来ないなら諦めた方が良いようだ

 

 

68文字

無題

破られた約束に対してすぐ怒ったり非難したり出来ないくせに 一人でぐるぐる考えて「あーあ」と自分の中だけで思うの 二人にとって全く意味がないな どうしたら上手にケンカできるんだろう 物理的な距離はケンカを難しくさせるな ちょっと疲れてきた

 

 

127文字

無題

褒められても嘘な気がするし 本当に褒められたい人には褒められない だから全然満足いかない わたしはねえ君に褒めてほしいんだよ がんばったねとか遅くまでお疲れさまとか努力のことを言われたいわけじゃなくて 単純にすげー・かっこいいーって言われたいんだよ

 

 

132文字

お正月の話

空気の澄んだ日だった。お正月って、どうして天気が良い日ばかりなんだろう。町は静かで、玄関周りにお正月飾りを置いている家があちこちにある。わたしも彼も紺色の服を着ていた。

にこにこしていて快活なお祖母ちゃん、にこにこしていておだやかなお祖父ちゃん、たくさん話しかけてくれるゆったりした話し方のお母さん、とても背が高くて落ち着いているお兄さん、受け答えの仕方がとってもとっても似ている双子の弟さん、そして弟さん夫妻の娘さん。眉がそっくり彼のものだ(彼というか弟さんに似ているんだけれど)。弟さんのお連れ合い、叔父さん叔母さん双子の従兄弟。お祖母ちゃんのご実家のものだという九州の魚介、お湯割の芋焼酎。実家や従兄弟の居間で見る駅伝が流れている。駅伝のチャンネルは自分では選ばないな。

双子だから彼の名前と弟さんの名前をくっつけて呼ばれていたり、大工だったお祖父ちゃんのお手製の掘りごたつだったり、娘さんがねこのことを「わんわん!」と言って喜ぶことだったり。その何もかもがたのしくていやもちろんその時はとてもとても緊張していたんだけれど、誰かの家族、誰かの親族の中にやわらかく包んでもらったような感覚で、それを彼の家族から知ることができてわたしはとてもとても嬉しかった。

大切に思っている人たちに会わせてもらうことが、こんなに嬉しいことだと思わなかった。この人を愛していると思った。「愛している」とこんなにも強烈に思ったのは初めてのことだった。お正月から感動で泣いてしまったし、2018年は幸先が良い。

 

am-our.com

人生を大人になったことを、腹の底からエンジョイしているカワウソ祭さんのことはTwitterで見ていてとても好きだなあ好きだなあと思っていたのだけれどここだけの話(?)わたしは彼女のことをずっと男性だと思っていた。

 

彼の大事にしているものを大事にしよう。わたしが大事にしているものを知ってもらおう。それからわたしが大事に思っている人にも彼を知ってもらおう。我々はしばらく離れて暮らすけれど、わたしも格好いい恋人であれるようにするぞ。

 

 

876文字

無題

熱が出る前に「風邪だ」と気づけるようになったのはいつ頃だろう。それは大人の証の一つであると思う。今年の目標の一つに「自分の体調と自分の機嫌は自分で管理する」を含めた。「毎日ブログを少しでも書く」という目標も立てた。立てただけだ。気持ちの問題だからいいのだ。

業務はてんてこ舞いで毎日〆切がある状態。少し前は、空き時間憂鬱になりたくなくて音楽でかき消していたけれど、ぼうっと考える時間が少なくなってしまうと気づいてやめた。少しずつ良い兆しがある。毎日決まった時間に目がさめるようになった。朝少しだけばたばたしなくなった。夜お風呂に入る回数が増えた。

ここ数ヶ月は体がファミリーマートとローソンで出来ているかと思うほどクソみたいな食生活だった。飽きた。高山なおみ氏の煮卵のレシピ、今日は初めて失敗。

 

映画「勝手にふるえてろ」とても良かった。内気な学生だった人々の誰もが持ちえてそうな記憶感覚 肩掛けカバン 孤独 「他人に這いつくばってゴミを拾わせてんだよ異常だよ」「処女だから好きになるって何気持ち悪い」 「億動かしてるからサ」ってちょっと格好つけちゃう男の子 「先生、自分の手柄にしないで」イメージでは街を歩いている時も泣いているけれど現実はドアを閉めてから喉が熱く詰まった本気で泣く声松岡茉優美しい涙

綿矢りさ 実は小学生の時に読んだだけで覚えていない それ以降「はいはい蹴りたい蹴りたい」って思ってたもんな わるいことしたな もう絶対読む 

 

622文字

無題

布団に潜り込んだら、「早く」と思ってしまった。涙が出た。「早く会いたい」「早く声が聞きたい」「早く顔が見たい」「早く隣を歩くとき胸を張れるようになりたい」「早く二人一緒にいれるようになりたい」格好悪くてあんまり考えたくなかったけれどどうやらさみしく思い弱っているようだ。

かなしい昨日洗濯はできた頭が回らない明日は仕事眠いあったかい湯船に浸かりたいお腹が痛くなるくらい笑いたい日向ぼっこがしたい掃除がしたい

 

210文字